ビジネスの1dayで温度感の差を感じた話
こんにちは今回はまたまた少し側面の違うお話。
ビジネスとして1day新規事業立案(厳密には選考の中の4次か5次選考くらいだった気がする)に参加したお話です。
割とボコボコだった記憶があるのでその辺りを苦い記憶と反省も含めて振り返っておきたいと思います。タイトルには温度感と書いてありますが実際の所は違和感に近い感覚かもしれません。
NDAの関係で社名も内容もそれほど触れることが出来ないので、一緒にやったメンバーと自分が感じたことをメインに触れて行きたいと思います。
参加のきっかけ
エンジニアのキャリアを選ぶとしてもビジネスサイドの思考の仕方も知っておきたいなーと思って某IT系メガベンチャーのサマーインターンに突撃したのがきっかけ。
選考が5段階くらいあって、鬼かよ。と思いましたがとりあえず受けてみることに。
今回はそれの4次選考?くらいに設定されていた1dayの新規事業立案に参加した話をしたいと思います。
ちなみにそこで落ちたのであしからず。
1dayに辿り着くまで
そもそもその1dayに辿り着くまでがまず3つの山を超えなければならず、その山でも得たものは大きいのでその辺りも触れて行きたいと思います。
一次選考:書類選考
ここら辺はESと変わらないのであんまし詳しく触れませんが人生の転換点とかそこでどうしたかみたいなのを聞かれた覚えがあります。
二次選考:グループ面接
ここから面接と言うことで学生3人、社員の方1人と言う形で面接をしまして。
ここでは普通のグル面でしたがさすがメガベンのビジネス志望者と言うことで切れ者が多く話を聞いてるのが楽しかったですね。
どんな事聞かれたかってのは確か良くある学生時代に自信を持って紹介できる活動についていくつか説明すると言う物でした。
三次選考:ワークショップ面接
ここから楽しくなってくる所でして、ある事業に関して、どの様に提案して進め何年までに何をしておけばどうなるのか〜みたいな事を考えて社員の方に提案すると言うワークショップ形式の選考でした。
コンサルに良くあるケース面接みたいな感じですかね。
1ラウンドで自分で考え提案→フィードバックを受けてブラッシュアップ(2ラウンド)→再度社員の方に提案・ディスカッション
こんな感じの流れでした、最初の提案よりも社員の方のフィードバックを受けた上での2回目の提案を重視されている感じはありました。ここら辺は最初から凄い提案を挙げると言うより他の意見や提案を入れながら柔軟に対応できるかって所をみられているって事なんでしょうか。
実際自分も最初の提案はグダグダで事業をどうするかの核心から少しズレたんですがその辺りを社員の方に修正してもらいまして、2回目の提案とディスカッションで納得して頂ける提案が出来たので、その時はイケたと思いました。
そして、1dayへ…
三次選考の結果は自分の手応えは正しく通過と言う事で無事四次選考1day事業立案に臨む事が出来ました。 ここからはこの1dayの形式とかについて軽く触れた後に所感を軽ーく触れておきたいと思います。
形式
チームを組んでのチーム戦と言う感じで、チーム毎にお台に対する事業を立案すると言う良くあるビジネスコンペみたいな感じでしょうか。
1チーム毎にメンター社員の方がついてくださる形となりました。
1dayのお昼くらいの時間の時にチームの進捗も含めてメンターの方と1on1で面談いただく時間がありました。
決まらない方針
チームメンバー全員理系の方で中には高校時代からビジネスコンペ出てました!的な大学1年の方もいました。
最初はやはりそこは選考と言う事で皆さん主導権を握ってアピールしたいと言う事で
最初はまずお題の定義をしよう、いや一日のタイムスケジュールとマイルストーンを、いやいやビジネスコンペこんな感じでやってたと言う方針を決める話し合いで1時間くらい溶けました。
とりあえずタイムスケジュールといつまでに何を決めるかのマイルストーンは決めようと言う所は一致したのでそれからやっていくことにしました。 ともかくアピールを熱を注ぎ過ぎて何を議論するかを一致させるのかに時間がかかった記憶があります。
決定的な違和感
何が違和感だったのか今考えると割と明確な気がするので箇条書きにしておきます。
アピールに熱を注ぐメンバー
これはこの1dayが選考と言う側面も持っているので仕方ないかとは思いますし、選考中の動きは人それぞれなので別に非難しているわけではないのですが、
自分のアピールするよりチームの成果最大化にした方が良いし自然なアピールに繋がるのでは?と言う目的の違いが違和感に繋がってしましました。放っておかれる技術的な実現方法
議論の中で「これはIT技術とかAIでよしなにやれるから〜」みたいな提案をされた時にエンジニアの側面も持っている自分は正直な話、
「アッコレハヨクナイヨシナデスヨォ」
と思ってしまいましたがビジネスコンペで専門的な技術的側面を詰めすぎるのもアレだし仕方ないか…と思いつつ時間もなかったので流しました。
社員の方との面談
お昼辺に社員の方との1on1を行い以下の事をお話頂きました。
- 今のチームの進捗について
自分と社員さんから見た進捗を話し合いました、正直な所芳しくはないと言うのは共通認識でした - 社員の方からのその時点での個人フィードバック
「チームの何かしらのズレに気付いてるっぽいっから、時間もないので思い切って軌道修正してみて欲しい」と言うフィードバックを頂きまして自分の違和感は社員の方にはバレてたっぽいです - 自己評価とチームメンバーの評価
自分の自己評価は正直な所、様子を見ていた側面もあったので低めでした
時間がチームを結束させた
これは皮肉な話ではあるのですが時間がなくなって来ると流石に提案する事業が形になっていないと言うのはヤバイのでしのもの言わず全員が同じ事について議論する様になりました。
これは社員の方の1on1フィードバックの結果を受けてと言うのもあるかと思います。
結果としてはボロボロ感が残った
最終発表においてのフィードバックは惜しい所までいったのに詰めが甘いと言う意見を頂きましたが、自分の中ではその事業が出てきた過程等を振り返ると反省しかないなぁと思いました。
これはチームメンバーも同じでチームは解散するまでお通夜状態でした、
正直な所メンバー全員が「これは落ちたわ…」って言う感じだったと思います…笑
反省と見えた事
最後に自分の反省と見えた事をまとめて締めたいと思います。
発言責任を果すべきだった
これまで違和感が〜とかのたまってきたわけですが今考えると、
"違和感感じた時点で発言すべき" でした。
こうした方がチームの方針も一貫したし、共通認識も固まった。
(これ以外にも今どこに向かって議論してるのか共通認識も凄い大事だと思った)
後から違和感あったとか言うのも無責任だなと。 自分がどう見られるか、反応されるか関係なく、それこそ"チームの成果最大化"の為にハッキリ言うべきだったなと今考えると思います。
何よりチームでなんかやる時遠慮しがちなんだよなぁ。良くない。
エンジニアとして見えた事
これは反省と言うか必要性を感じたって話なんですが。
(この必要性は全ての会社さんであるのかは分からないです。無いと願っていますが…)
先述した様に企画段階でそこまでの粒度の専門性や技術は語られないまま企画等が進められる事がある場合、エンジニアサイドはその辺りを提言する様な形で企画等の段階などでビジネスサイドとすり合わせる必要はありそうと言う事です。
ここのすり合わせはどこでもやってるよ!ってのもあるとは思うんですが、
ビジネスサイドからこう言う話になってるから宜しく!って言うのはすり合わせとは何か違う感じはするので、そう言う場でもエンジニアの役割が増えて行く必要性はエンジニアサイドにとってもビジネスサイドにもありそうだなーと感じた次第です。
実際、最近客先や営業、企画にもエンジニアの方が同行すると言う話はよく聞きます。
自分もその辺りには積極的に貢献できるエンジニアになりたいな〜と思うのでした。では今回はこれにて。